日本の相場局面
日本の状況はどうでしょうか。
(景気循環)景気停滞 →景気回復 →景気減速 →景気後退
(金融政策)金融緩和 →中立 →金融引締 →中立
(金融市場)金融相場 →業績相場 →逆金融相場 →逆業績相場
(債券市場)ブルスティープ→ブルフラット→ベアスティープ→ベアフラット
(株式市場)全般上昇 →個別上昇 →全般下落 →個別下落
この表に基づくと、景気循環は景気減速、金融政策は中立から引き締めへの移行期、金融市場は業績相場から逆金融相場への移行期、債券市場はベアスティープになるべきところをイールドカーブコントロールで制御中、株式市場は個別上昇から全般下落へと向かう局面であると考えています。
というわけで、最近の株価上昇にはついていけない状況ですが、これは為替市場で発生しているドル独歩高の影響からドル円が円安方向に動いていることを好感する短期的な動きであるとみています。ドル独歩高は今後エマージング市場の混乱や米中貿易摩擦の激化を招く結果に至る可能性が高く、今後はファンダメンタルズを反映した市場動向になると予想してます。