相場の4局面
金融市場は「実体経済の鏡」ともいわれますが、実体経済に先行して動く傾向があることから「景気の先行指標」ともいわれます。景気循環に合わせて金融市場には4つの局面があり、
(景気循環)景気停滞 →景気回復 →景気減速 →景気後退
(金融政策)金融緩和 →中立 →金融引締 →中立
(金融市場)金融相場 →業績相場 →逆金融相場 →逆業績相場
(債券市場)ブルスティープ→ブルフラット→ベアスティープ→ベアフラット
(株式市場)全般上昇 →個別上昇 →全般下落 →個別下落
という大きな流れがあるといわれています。エマージング諸国は国家がキャッチアップの過程にあることから循環論より構造論が重視されますが、先進国ではサイクル論の方が市場をうまく説明できると思います。国別にそれぞれどこに当てはまるか考えながらオーバーレイしていますが、なかなか難しいですね。最近の日本株上昇には参加できていません。