資産運用 賃貸住宅と住宅REIT

資産運用の一環で、賃貸住宅投資を行う代わりに住宅REITに投資をしています。REITを運営する会社のリスク(2008年には親会社の破綻→REITの身売りが頻発しました)はありますが、賃貸不動産固有のリスクである個別性(入居者のリスク、災害のリスク、人災のリスクなど)が低減されており、流動性も付与されているREIT個人投資家にとって理想的な投資対象だと考えています。

REITレバレッジをかけた不動産ファンドを上場したもので、いつでも売買できる代わりに価格変動が激しくなります。J-REIT保有不動産の50%程度の借り入れを行っていますので、エクイティ部分は保有不動産の2倍の価格変動になるのが基本です。そこに株式市場のボラティリティが加わります。REIT保有不動産価値の0.8倍から1.2倍の評価をされることが多いため、当初100の価値を持つ不動産に50%のレバレッジをかけた場合、

REITの価値=100(不動産価値)ー50(借入)=50

となりますが、不動産価値が10%上昇すると

REITの価値=110(不動産価値)-50(借入)=60

と20%上昇します。こればレバレッジ効果です。さらにREITの株式市場における評価が1倍から1.2倍に上昇すると

REITの市場評価=60(REITの不動産持分価値)X1.2 =72

となり、当初のREIT価値50に比べて44%上昇します。これが株式市場の評価による効果です。

一方で不動産価値が10%下がり、かつ、株式市場の評価が0.8倍に下がった場合には、

REITの市場評価={100 X 0.9(不動産価値が10%低下)ー 50(借入)}X0.8

       =32

となり、当初よりも36%下落します。

株式市場における不動産セクターの評価は不動産市場の先行きに対する見通しによる要素が強く、今後不動産価格が上昇すると考えると評価上昇(1.2倍に近づく)、下落すると考えると0.8倍に近づく場合が多いため、REITは不動産市場の先物的な動きをすると考えられます。

 

 

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