資産運用 ソーシャルレンディング

国内債券運用の一環として2014年からソーシャルレンディング投資を行っています。ご存知の通り、日銀の金融政策は「マイナス金利+イールドカーブコントロール」で個人投資家にとって主力の銀行預金、MMF国債投資はすべて金利がゼロです。また個人投資家がクレジットスプレッドを享受するには個人向け社債に投資することになりますが、地方債や金融債(もう利金債市場もありませんね)もほぼゼロ金利で、たまに発行される社債商船三井(JCR A-)5年0.42%とかクレディセゾン(R&I A)5年0.19%など、売買コストを考えるとほぼ売却が不可能なものとしては流動性リスクに見合う利回りとは言えません。そこでソーシャルレンディングを組み合わせることでクレジットリスクをポートフォリオに取り込んでいます。

5年の国債利回りが0.1%、社債利回りが0.3%とするとクレジットスプレッドは0.2%で1000万円の投資で年あたり2万円の期待リターンがあります。個別リスクは高いとはいえ、ソーシャルレンディングで10%の利回りのファンドに投資をすると、20万円投資すれば年2万円の期待リターンがあります。もちろんそれだけリスクが高いとも言えますが、複数の運営会社が募集する案件に少額ずつ投資すれば運営者リスク、案件リスクともに多少とも軽減されると考えられます。金融庁の方針で案件ごとの個別情報はすべては開示されませんが、貸出先の地域や業種、案件の担保状況などある程度は投資判断が可能です。

 

クラウドバンクで資産運用