ソーシャルレンディング2

2017年前半まではデフォルトがなく徐々に運用残を積み増していきました。そこで起きたのが「みんなのクレジット」のデフォルト。当初募集から派手なキャッシュバックを売りに資金を集めており、会社の実態があることを中央区新川に見に行ってから少額の投資をしていましたが、運営会社が渋谷に移転してから貸出先(実は関連会社)が倒産、別会社に債権譲渡して95%の損失が確定しました。刑事事件にはなっていませんが、運営会社による事実上のポンジスキームで意図的な計画倒産です。

次に起きたのが「ラッキーバンク」、こちらは計画倒産ではなかったようですが貸出先は親族が運営する不動産会社、現在も担保不動産の売却で顧客資産の返済を図る状態です。

2018年になって「グリーンインフラレンディング」が全案件の返済遅延が発生しています。マネオという業界最大のプラットフォームが募集するソーシャルレンディング運用会社で起きたことから社会的影響が大きくなりました。民主党の議員に対する献金がアングラメディアで暴露されたところから始まり、運営会社社長による資金流用疑惑に対する金融庁の処分でソーシャルレンディングによる借り換えが不可能になり返済が遅延しました。こちらも現在担保資産の売却による資金返済を図る状態です。

デフォルトする以前に退却できた案件もあればつかまってしまった案件もあります。いずれも金額を抑えた投資にしていたため全体に対する影響は大きくありませんでしたが遅延が発生するたびに投資対象を見直しており、結果として投資残高を縮小してきました。

投資の本を読むとハイリスクハイリターン(リスクが高ければ期待リターンが高い)と書いてありますが、ハイリターンハイリスク(見た目のリターンが高い投資はリスクも高い、と後で分かる)のが実態だと思います。

 

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