井上透コーチ

ゴルフチャンネルのレッスン番組で井上透コーチが東大ゴルフ部の監督として実践している指導法を説明していました。同氏はJAPANジュニアの指導者もしていることから興味をもって見てみると、出てきたのが1万時間の法則。

ご存知の方も多いかと思いますが、

『天才!成功する人々の法則』マルコム・ブラッドソン

『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン

などで考え方や反論が行われています。かいつまんでいえば、プロ級になるにはなんでも1万時間は練習しないと、というお話。1万時間といえば、女子プロで出身者が多い坂田塾で毎日5時間ハーフショットを続けるとして3年間で5000時間、中高の6年間で年1000時間ずつで到達します。10-12歳はゴールデンエイジともいわれ何事も習得が早いとも言われますね。女子プロは18歳でデビューする子供が多く、ゴルフを始める年齢も8-10歳が多いようです。

懐かしい会社員時代を思い出すと、1日10時間働いて(OJTで仕事の勉強をして)1000日経つと実務経験3-4年ですね。今ではブラックといわれるかもしれませんが、大学がレジャーランド化していたバブル期前後では卒業後就職すると朝から晩まで会社にいるのが普通で、残業代なんてもらったことありませんでした。残業ではなくpost graduateの就業訓練みたいなものですしね。朝7時から夜10時まで会社にいるなんて通常で、土日も資格取得の勉強ばかり、年に5000時間は仕事の勉強していたような気がします。3年目くらいになるとちょっと自信がついてきて転職しようかな、などと思い始めたりして。

もちろん習得の個人差は大きいですし時間の密度も重要です。少しでも比較優位があればそこに価値があるのが会社員ですのでプロの世界と一緒にするわけにはいきませんが、「1万時間くらいやらないと話にもならない」のが現実でしょうか。

【ライザップゴルフ】