アンダーパーの世界

日本女子オープン2日目、上位60人(カットラインは午後3時半現在+3)には ジュニアが8名が残っており、120人中21名がアマチュア(ジュニアは19人)であることを考えると平均的なゴルフ力はアマチュアも変わらないといえると思います。賞金シードが50名、QT組が30人として合計80名のトッププロに毎年20名の新人が挑戦してゆく、なんと厳しい世界でしょうか。女子プロは30台でツアーからフェードアウトしてゆくことを考えると(藍ちゃんなんてまだまだ勝てるのに)20名×20年+外国組100名で500人の内シードはたった一割、トッププロになるにはプロテストはほんの入り口なんですね。

女子プロの試合に出ているアマチュアを見ていると、ティーショットの難易度が高いホールでもドライバーで積極的に打っていきます。私のようなパープレーを目標にする人間はティーショットの難易度をなるべく避けてダブルボギーを避けるマネジメントをしがちですが、パープレーでは収支トントンのプロの世界ではアンダーの世界で生きていかなければいけません。LPGAで平均ストロークを見てみると、平均がアンダーだと30位になっています。子供が狭いホールでドライバーを握ると「頭を使え」と言ってしまいますが、3年後を考えると「くだらない知恵をつけるな」なのかもしれません。レッスンプロは簡単に「長い目で見るのが必要」というけれど、親サイドはいつでもゴルフをやめさせるオプションを持っていて、だめなら早くやめさせてほかの世界に行ってほしい気持ちもあって、数値化されるスコアはどうしても気になるんです。目先の試合も頑張ってほしいなあ。

順位 氏名 平均ストローク 試合数 ラウンド数
1 鈴木 愛 69.7636 15 47.0R
2 申 ジエ 70.1513 20 66.0R
3 アン ソンジュ 70.4209 20 62.0R
4 比嘉 真美子 70.4621 25 78.0R
5 テレサ・ルー 71.1462 21 68.0R
6 成田 美寿々 71.1640 23 67.0R
7 イ ミニョン 71.2011 18 50.0R
8 李 知姫 71.3016 21 63.0R
9 菊地 絵理香 71.3337 25 75.0R
10 フェービー・ヤオ 71.3979 23 68.0R
11 ユン チェヨン 71.4147 21 63.0R
12 森田 遥 71.4483 25 76.0R
13 新垣 比菜 71.4604 21 61.0R
14 ペ ヒギョン 71.4861 23 70.0R
15 黄 アルム 71.5339 26 77.0R
16 福田 真未 71.5389 25 76.0R
17 勝 みなみ 71.5946 28 79.0R
18 小祝 さくら 71.6597 29 82.0R
19 上田 桃子 71.6651 23 69.0R
20 原 英莉花 71.6739 18 52.0R
21 岡山 絵里 71.7092 22 65.0R
22 酒井 美紀 71.7274 29 88.0R
23 永井 花奈 71.7408 29 81.0R
24 穴井 詩 71.8011 29 85.0R
25 永峰 咲希 71.8016 27 81.0R
26 東 浩子 71.8936 27 74.0R
27 笠 りつ子 71.9487 26 78.0R
28 全 美貞 71.9497 24 63.0R
29 佐伯 三貴 71.9863 24 65.0R
30 ジョン ジェウン 71.9982 24 71.0R
31 藤本 麻子 72.0525 26 78.0R
32 一ノ瀬 優希 72.0951 24 64.0R
33 葭葉 ルミ 72.1127 27 70.0R
34 権藤 可恋 72.1245 29 88.0R
35 カリス・デイビッドソン 72.1417 23 64.0R
36 キム ハヌル 72.1688 20 59.0R
37 青木 瀬令奈 72.1723 28 81.0R
38 柏原 明日架 72.2371 27 72.0R
39 濱田 茉優 72.2900 26 73.0R
40 有村 智恵 72.3284 24 67.0R
41 三ヶ島 かな 72.3552 24 68.0R
42 松田 鈴英 72.3571 27 79.0R
43 吉田 弓美子 72.4655 26 60.0R
44 木戸 愛 72.4766 29 82.0R
45 大城 さつき 72.4960 28 79.0R
46 大江 香織 72.5128 28 78.0R
47 金田 久美子 72.5402 28 76.0R
48 藤田 さいき 72.5445 25 70.0R
49 下川 めぐみ 72.5525 28 78.0R
50 ささき しょうこ 72.6226 29 82.0R

資産運用 賃貸住宅と住宅REIT

資産運用の一環で、賃貸住宅投資を行う代わりに住宅REITに投資をしています。REITを運営する会社のリスク(2008年には親会社の破綻→REITの身売りが頻発しました)はありますが、賃貸不動産固有のリスクである個別性(入居者のリスク、災害のリスク、人災のリスクなど)が低減されており、流動性も付与されているREIT個人投資家にとって理想的な投資対象だと考えています。

REITレバレッジをかけた不動産ファンドを上場したもので、いつでも売買できる代わりに価格変動が激しくなります。J-REIT保有不動産の50%程度の借り入れを行っていますので、エクイティ部分は保有不動産の2倍の価格変動になるのが基本です。そこに株式市場のボラティリティが加わります。REIT保有不動産価値の0.8倍から1.2倍の評価をされることが多いため、当初100の価値を持つ不動産に50%のレバレッジをかけた場合、

REITの価値=100(不動産価値)ー50(借入)=50

となりますが、不動産価値が10%上昇すると

REITの価値=110(不動産価値)-50(借入)=60

と20%上昇します。こればレバレッジ効果です。さらにREITの株式市場における評価が1倍から1.2倍に上昇すると

REITの市場評価=60(REITの不動産持分価値)X1.2 =72

となり、当初のREIT価値50に比べて44%上昇します。これが株式市場の評価による効果です。

一方で不動産価値が10%下がり、かつ、株式市場の評価が0.8倍に下がった場合には、

REITの市場評価={100 X 0.9(不動産価値が10%低下)ー 50(借入)}X0.8

       =32

となり、当初よりも36%下落します。

株式市場における不動産セクターの評価は不動産市場の先行きに対する見通しによる要素が強く、今後不動産価格が上昇すると考えると評価上昇(1.2倍に近づく)、下落すると考えると0.8倍に近づく場合が多いため、REITは不動産市場の先物的な動きをすると考えられます。

 

 

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中学受験とゴルフ練習2

首都圏ではポピュラーな中学受験、全体では3割程度ですが地域によっては2月1日はクラスの半分以上が欠席します。1月から埼玉、千葉と入試が始まるので、年が明けると学校に来ない小学生もぽつぽついます。

中学受験は小学校で習わない内容が出題される、という意味で地方出身の人間にとっては大学受験と同じくらい大変に思われます。上位校でも合格得点ラインは60%内外、倍率も3倍近いものがあります。

学校で習わない内容が出る、ということは大手塾でスクーリングを受けるのが効果的で、大学受験のスクーリングが減ってネットに移行している中でも中学受験はスクーリングを行うサピックス四谷大塚日能研早稲田アカデミーが首都圏では4強になっています。

小4に上がる直前の2月から中学受験講座が始まり、小4で週3回、小5で4回、小6は週5回塾で授業を受けます。小6はテストも多く、実質週6のイメージです。前回の記事で1万時間の法則を紹介しましたが、中学受験の準備は小学校で週5日計25時間授業を受けるのに加え、塾で15時間の授業、授業の準備と宿題でさらに25時間程度の対応が必要となります。合計で週に65時間、3年150週で1万時間に近いものになります(ちょっとこじつけですね)。

ゴルフ部のある中学もいいなと思いますが、塾と練習の両立は厳しいです。特待レベルに達していないジュニアゴルファーの親御さんはどうなさるんでしょうか、正直悩んでいます。

井上透コーチ

ゴルフチャンネルのレッスン番組で井上透コーチが東大ゴルフ部の監督として実践している指導法を説明していました。同氏はJAPANジュニアの指導者もしていることから興味をもって見てみると、出てきたのが1万時間の法則。

ご存知の方も多いかと思いますが、

『天才!成功する人々の法則』マルコム・ブラッドソン

『超一流になるのは才能か努力か?』アンダース・エリクソン

などで考え方や反論が行われています。かいつまんでいえば、プロ級になるにはなんでも1万時間は練習しないと、というお話。1万時間といえば、女子プロで出身者が多い坂田塾で毎日5時間ハーフショットを続けるとして3年間で5000時間、中高の6年間で年1000時間ずつで到達します。10-12歳はゴールデンエイジともいわれ何事も習得が早いとも言われますね。女子プロは18歳でデビューする子供が多く、ゴルフを始める年齢も8-10歳が多いようです。

懐かしい会社員時代を思い出すと、1日10時間働いて(OJTで仕事の勉強をして)1000日経つと実務経験3-4年ですね。今ではブラックといわれるかもしれませんが、大学がレジャーランド化していたバブル期前後では卒業後就職すると朝から晩まで会社にいるのが普通で、残業代なんてもらったことありませんでした。残業ではなくpost graduateの就業訓練みたいなものですしね。朝7時から夜10時まで会社にいるなんて通常で、土日も資格取得の勉強ばかり、年に5000時間は仕事の勉強していたような気がします。3年目くらいになるとちょっと自信がついてきて転職しようかな、などと思い始めたりして。

もちろん習得の個人差は大きいですし時間の密度も重要です。少しでも比較優位があればそこに価値があるのが会社員ですのでプロの世界と一緒にするわけにはいきませんが、「1万時間くらいやらないと話にもならない」のが現実でしょうか。

【ライザップゴルフ】

LPGAプロテストの変更

2月に、来年度(2019年実施分)から女子プロテストの受験資格要件が変更されるとアナウンスがありました。良し悪しは別にして、現在の高2高3が同時受験でき、韓国勢を中心にQT組が受験すると予想される2019年は大激戦です。合格者増やせばいいのに、と思います。

【プロテスト】
受験資格年齢17歳以上 ← 18歳以上
※2019年4月1日時点で満17歳以上の女子(出生時)
実施日程11月 ← 7月(最終プロテスト)
※第1次予選:7月中旬~下旬
   第2次予選:8月中旬~9月上旬
   最終プロテスト:11月上旬

クォリファイングトーナメント
出場資格年齢17歳以上 ← 18歳以上
※2019年4月1日時点で満17歳以上の女子(出生時)
ステージ数2ステージ ← 4ステージ
出場資格LPGA会員(2019年のみ一部非会員も出場可)

 

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日本女子オープン

一昨年畑岡奈紗ちゃんがアマチュア優勝した日本女子オープンがスタートしました。今年も中学生が3名、高校生も来年はプロになっているだろうジャパンのメンバーが顔を揃えています。韓国勢も実力者がそろっており、黄金世代を代表に迎え撃つ日本人プロの皆さんに頑張ってほしいところです。アマチュアの出場者を一覧で見てみますと、

千葉華 ルネサンス豊田高校3年

後藤未有 沖学園高校3年

山下美夢有 大阪桐蔭高校2年

永嶋花音 日章学園高校2年

梶谷翼 山陽女子中学3年

澁澤莉絵留 沖学園高校3年

川中俊果 大阪桐蔭高校3年

和久井真由 代々木高校2年

小倉彩愛 岡山操山高校3年

佐渡山莉理 名護高校3年

安田佑香 滝川第二高校3年

古江彩佳 滝川第二高校3年

西村優菜 大阪商大高3年

吉田優利 麗澤高校3年

岩崎美紀 埼玉栄高校3年

植竹愛美 日出学園高校3年

大久保柚季 茨田北中3年

稲垣那奈子 共立第二高2年

尾関彩美悠 連島中学3年

中学生は地元で、高校生は部活で腕を磨いている皆さんのようです。中学生の3人がどこに進学するか興味あるところです。

 

ゴルフ部のある中学

千葉県多古市にはゴルフ部のある公立中学校がありますね、甲子園に公立高校が出るようなもので中学ゴルフ大会でも頑張っています。

中学受験できる女子校、共学校はこんな感じです。

(女子校)

東京 共立女子第二中学

東京 昭和女子大学附属昭和中学校

東京 日本体育大学桜華中学校

東京 富士見丘中学校

東京 文京学院大学女子中学校

千葉 聖徳大学附属女子中学校
(共学)
東京 郁文館中学校
東京 啓明学園中学校
東京 桜丘中学校 
東京 実践学園中学校
東京 玉川学園中学部
東京 帝京八王子中学校
東京 東京電機大学中学校
東京 日本大学第一中学校
東京 安田学園中学校
東京 文教大学附属中学校
東京 明治大学付属中野八王子中学校
東京 目黒学院中学校
東京 立正大学付属立正中学校
東京 早稲田実業学校 
千葉 翔凜中学校
千葉 千葉日本大学第一中学校
千葉 麗澤中学校
埼玉 埼玉栄中学校
埼玉 埼玉平成中学校
茨城 土浦日本大学中等教育学校
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